奈良県の労働相談は奈労連へ 困ったときにはすぐお電話を!

最新号 1月の奈労連新聞

未来につなげる平和の願い 沖縄の基地の現状を学習【1面】

「全教未来をひらくプロジェクト」ゆいまーる

(12/24〜25、沖縄県恩納村にて開催)
参加者激励のバーベキュー大会で交流する奈教組青年部のみなさん。

バーベキュー大会で交流 ー奈良県教職員組合青年部ー

青年部主催の学習会とバーベキュー大会を開催。 この企画は、全教未来プロジェクト「ゆいまーる」参加予定者を中心に沖縄について学ぼうと行われた。
高江地区は、アメリカが「仮想ベトナム」として訓練していた場所。元米兵の証言をもとに映像にした「標的の村」を鑑賞。ここでは枯葉剤の使用について触れている。
「報道されてないことが多いと感じました。」「自分たちの問題として考えられるかどうか。視野の広さといったものを、自分にもそして子どもたちにもつけさせたい」などの感想が寄せられた。 未来につなげる教職員の活躍に期待したい。

人員削減に危機感 全労働奈良支部第27回定期大会 【1面】

委員長に吉田清治、書記長に辻信行を選出

奈良学園大学における整理解雇計画に反対する立場から、同大学の教職員組合が現況説明と支援を訴えた。
討論では、労働行政の現場は、毎年のように人員削減が行われ、数値主義が跋扈しつつある職場になっているとの現状指摘も。
組合員が団結していくことの大切さを確認する場となったが、若手組合員の減少もあり、役員選出の困難さを憂慮する発言もあった。

〜新役員〜
委員長  吉田清治
副委員長 向井卓史・宮尾真人
書記長  辻 信行
書記次長 河崎 亮・佐藤 敏之

主張 【1面】

主張

子育て・高齢者福祉 介護保険・国保問題で要求 【2面】

〜第25回自治体キャラバンB〜

市から要望への回答があり、意見交換が行われた。
・子育て制度の充実を
・子ども医療費は
・高齢者問題の要求
・介護保険は
・生活保護の問題
奈良市労連、奈良市教組などから活発に要望が出された。
県実行委員会は「市民要求を掲げ、憲法9条、25条をしっかり学習し、春から地域の共同を力強く前進させたい。」としている。

御所市での懇談では、地元要求で「道路の補修箇所の確認と点検を」「学校統廃合問題は要望を良く聞いて、慎重に進めてほしい」などが出された。
市からは各部長らが出席し、要請に回答した。

KAROSHIのない社会を一日も早く 【2面】

過労死シンポ開くA

「ごめん、愛してる」の言葉を残して

毎年11月は 「過労死等防止啓発月間」、全国各地で啓発シンポジウムが開催される。奈良では、11月10日奈良商工会議所大ホールで開催され、約60人が参加した。12月号に続いて、シンポジウムの後半部分を紹介する。

西岡佳恵さんのご主人は入社16年目にホテル支配人として東京へ単身赴任。24時間営業の多忙な業務、ホテルの改修工事やトラブルヘの対応。加えて上司からのパワハラもあったという。月300時間から350時間の長時間労働の結果身体を壊し、退職願も取り合ってもらえず、やっと後任が決まって退職が認められ奈良へ帰ってきた。これで元の生活が取り戻せると思っていたがご主人が急死。西岡さんの携帯には「ごめん、愛してる。」とのメールが残されていた。

続いて発言した平岡チエ子さんは、「働きすぎで人が死ぬなんて考えられない」と「過労死」という言葉のない時代から、主人は「会社に殺された」と労災認定を求めて裁判を闘ってきた。奈労連も全面的に支援してきたという経緯もある。平岡さんは、冒頭「私も泣いてばかりでした。」と西岡さんを見守りながら、ご主人の死に至る経緯を静かに語る。最後に、「この経済大国にあって、過労死は絶対嫌です。命と健康を守る労働組合が増えることを願っています。」と締めくくった。

過労死防止落語「エンマの願い」を桂福車さんが熱演。

副センター長の井ノ尾寛利さんが、「シンポジウムの成功を機に過労死をなくす取組を強めよう」とまとめた。

県職員も「過労死予備軍」 =県庁職員の長時間労働が明るみに=【3面】

「このままでは死にそうです、助けて下さい。」との匿名の投書を紹介し奈良県とも懇談を行ってきた。
しかし、これまでの荒井県知事の答弁ははっきり言って誠意を欠くものであったと言える。
残業申請と手当の支払いが行われたのは一つの進歩かもしれない。荒井知事は「精査する」と回答している。
すべての県庁職員の労働時間を把握し、きちんと手当を支払うこと、そのことをベースに長時間労働の縮減に向けた取り組みを再スタートさせるべきである。

手記 労使交渉で職場復帰【3面】

奈良在住 本ノ郷武史(45歳仮名)

人間関係にて、退職に追い込まれつつありました。
会社に行ってもタイムカードは隠され、「帰れ」の一点張りです。ときおり、会社に呼ばれては退職または、それに持っていくような話を上司からされていました。
労働基準局に相談に行っても「道義的にどうか?とは思うが、法律に違反していないので動けない」と言われてしまいました。
奈労連で委員長に強くすすめられ、組合に入りました。紆余曲折ありましたが、労使交渉により、会社に復帰し、給与をもらい毎日を送っています。組合に動いてもらえなければいくら社会通念上正しくても、解雇される理由がなくとも、結果として失業者として、年を越す羽目になっていたと思います。

NHK問題 確認請求裁判はじまる【4面】

放送法厳守義務

「考える」奈良の会は放送法等遵守義務確認請求裁判(原告宮内正厳、被告NHK)を支援、構成する6人の弁護士は、佐藤真理・辰巳創史・白井啓太郎・安藤昌司・星雄介・坂口徳雄。
訴えによると「NHKニュース報道は、政府に不利なことは取り上げず、政権の政策をことさら強調し、NHKに求められている様々な角度から見つめ、事実を多角的に伝えるという報道の基本をないがしろにしている」という。追加訴訟を数次にわたり行い、大きな原告団をつくりたいと参加を呼びかけている。

町から村から職場から大阪犬鳴山温泉にて、全労連近畿ブロック総会 【4面】

「福島第一原発の現状と脱原発に向けた労働組合運動への期待」について講演。
「職場で自由にものが言えること、それは労働組合があればこそ。事実を正確に把握し、研究を進める上で大切なこと」と締めくくられたことが印象的。

その他記事一覧

  • 年金カット法強行に抗議(1面)
  • やすらぎの道(1面)
  • これでいいのか厚生労働省の現場(2面)
  • 労働情報(2面)
  • 辻忠の健康講座(2面)
  • 賃金は要求しないと上がらない(3面)
  • それはどこに?K(3面)
  • ランチタイム(3面)
  • 雇用の継続は学校法人奈良学園の責任(4面)
  • 交流のひろば(4面)
  • おたのしみプレゼントつきクイズ(4面)
  • 短信(4面)
  • 事務局だより(4面)
  • ダンディ今井の音楽あれこれ(4面)

お知らせ・行事予定

1月の行動予定

5日(水): 春闘共闘新春宣言
10日(火): 中央旗開き
17日(火): 常幹・幹事合同会議
19日(木): 春闘闘争宣言
29日(日): 春闘勝利・新春交流会

奈良県弁護士会が
「日本国憲法」連続学習会を
3月まで5回にわたって開催する。

問い合わせ:0742(22)2035

裁判・労働委員会等

<裁判・労働委員会に支援を>

過去の新聞

ページ先頭へ戻る

奈良労働相談ホットライン フリーダイヤル0120-378-060

奈労連新聞のお申込みはハガキかFAXで!1部100円

困った時にはすぐお電話を!

文字サイズの変更