「憲法の風を職場に」争議支援の集い

奈良学園大学の8人と「あけぼの会」みのり保育園・飯田憲子保育士の不当解雇撤回闘争を「支援・激励する集い」が開かれ、50人が参加した。

奈良学園大学教職員組合の川本正知支部委員長は「解雇された教員には何も問題はない。大学の再編計画の破綻が招いたのであり、組合に結集する教員を排除することで乗り切ろうとした、まさに不当労働行為であり、この解雇に何ら合理性はない。労働委員会の和解交渉もあるが、何といっても支援の輪が一番大きな力になる」と訴えた。

飯田憲子さんは「仮処分で不当解雇の決定が出された。本訴に入り、頑張れと激励をもらっている。職場に戻るための署名が力になる。」と決意。

国民金融公庫争議をたたかった吉兼重雄さんや争議支援を数多く経験してきた藤垣全弘さんが体験を話した。奈良学園大学の西川弘展書記長は「体験者の話、DVD記録は大いに参考になった」と感想。山�楓�子弁護士が裁判結果を報告。

また、福祉保育労組の土田昭一委員長が参加し「裁判闘争と組合活動をしっかりかみ合わせて勝利をさせたい。みなさんも大きな力を」と呼びかけた。

奈労連・竹末和美事務局長

（2月8日、東京・全労蓮会館）

写真は県内自治体キャラバンでの懇談の様子。

2月23日、大和郡山市労協は、宮尾耕二弁護士を講師に、憲法学習会を行った。

宮尾氏は、「『自衛隊』というとつい、『専守防衛の自衛隊』をイメージしてしまうが、憲法に明記されようとしているのは『安保の自衛隊』であり、両者は全く異なる。しかも『自衛』や『我が国の防衛』という言葉を憲法に書き込むことで、フルスペックの集団的自衛権の行使も可能になってしまう。」と。

3000万署名の達成に向けてはさらに学習活動を強める。

理事長は組合排除をやめ解決せよ

- 奈良学園大学教職員組合 -

2月16日、奈良学園大学教職員組合は学園理事会に対し「学長も副学長も一貫して交渉に出席しないのは異常だ。西川理事長も『労委で人事にかかわる問題では教学のことは分からない。学長に判断させている』と述べながら、学長も副学長も出席せず3ヶ月にも及び交渉を引き延ばした。許せない」と追及した。

また、「講師の継続問題では、一部への打診だけで進めることもおかしい」と指摘し、再検討を求めた。

大阪淀屋橋で座り込み・宣伝（2月21日）

年金裁判は、全国で5600人が原告として訴えている裁判。

「道ゆく人達はマイクの訴えに振り向いてくれます。自転車を止めてビラを受け取り、頑張ってくださいとの声。大阪で初めての経験に、宣伝の大事さを確信した」と奈良からの参加者。

藤垣全弘委員長は「法廷には第４回目の準備書面を提出した。これへの反論が出た後、原告弁護団とともに検討することになる」と引き続き参加を訴える。

裁判後は国労会館へ移動して弁護団からの報告を受けた。

次回裁判は5月16日午後2時から大阪地裁で。

労働審判員の谷山義博さんをはじめ、奈良から松本議長ら5人が参加。初めての企画であり、課題解決への情報交換の大事さを確認していた。（大阪市・1月31日）