「最低賃金改善」意見書が全会一致で採択〜御所市議会〜【1面】

時給1500円以上があたり前に

4月23日、県春闘共闘会議・奈労連などが奈良労働局に提出した「春闘期要請書」に基づいて交渉を行った。（2面に関連記事）

御所市議会は3月25日、「最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書」を全会一致で採択、提出した。意見書の内容は、�@最低賃金1500円以上をめざす、�A全国一律最低賃金制度に改正を、�B引き上げのできるよう中小企業への支援策の最大拡充を求めたもの。今回、御所市にみられる意見書採択は、最低賃金制度のあり方を見直す必要性を訴えたものでもある。

主張 【1面】

判決は5月11日にー奈良学園大学争議ー【2面】

大阪高裁へ完全勝訴を訴える署名提出

奈良地裁での判決の日に。

奈良学園大学（学校法人奈良学園、伊��敏史理事長）で働いていた教員（7人）の不当解雇・雇い止め事件の控訴審（大阪高裁）は本年2月2日に結審した。現在和解協議が続いているが、双方の隔たりは大きいと見られ、次回和解協議期日（4月中）で打ち切られる可能性もある。原告らの完全勝訴を訴える大阪高裁への署名は団体372筆と個人署名を提出している。

外国人従業員を泣かせるラーメン店【3面】

「夢キッチン」（橿原市）の「夢」て何？

「夢街道」が運営する「夢キッチン」の店舗

県内には４店。深夜まで営業している。

「長浜ラーメン・夢街道」を運営する夢キッチンで、賃金未払い、長時間労働の解決へと労使交渉が続いている。奈労連に相談したのはベトナム人女性・レーハンさん（２５歳）。退職の強要、深夜までの長時間労働、残業代未払いを訴えている。夢キッチン側は、タイムカードを破棄、契約書もないとして、訴えを認めていない。この事態に労働局関係者も、外国人労働者の異常な長時間労働や無賃労働を「悪質だ」と言う。支援者の輪は広がっており、闘いは続いている。

政権の根本を見直すことを奈労連・松本議長あいさつ【4面】

〜政権交代でコロナ危機から命と暮らし、平和を守る4・15奈良県集会〜

コロナ感染は更に拡大。後手後手の政府の無策ぶり、根本原因は科学的知見の排除にある。原発の放射能汚染水の海洋放出が決定されたが、これも科学的知見に拠らず、東電と政府の都合である。今やこの政権の根本を見直す必要性がハッキリした。