またしても自殺　反省しない郵政【1面】

郵政ユニオンと奈労連が奈良西郵便局門前で早朝宣伝

宣伝行動は職員出勤時、1時間にわたって行われた。

大阪郵便局で29歳の青年が局内で首つり自殺をするという事件（2019年3月5日）があった。今年の5月、奈良西郵便局に勤務する青年が自ら命を絶った。同僚・組合員の話を元にすれば、「自殺の原因には、上司の過剰な叱責が疑われる」ということだ。

相次ぐ自死に隠蔽体質が

「郵便局にとって都合の悪いことが起きた時は現場の社員にかん口令を敷くという対応がある。仕事が原因で死に追いやられるとすると、安心して働けない」と訴えるのは奈良西郵便局で長年働いてきたユニオンの曽我部幸二さんだ。

9月9日早朝7時に出勤の職員も

奈良市学園前の同ユニオン大阪府協議会、奈労連から松本俊一議長、竹末和美事務局長を含め10数名が参加した。8時が出勤時刻だが、1時間前の7時に出勤してくる局員もいる。大府本部の大神栄一さんは「原因が究明されないと同じ悲劇が繰り返されます。本当にこれでよいのでしょうか。」と呼び掛けた。

郵便局はなお沈黙を続けるのか

郵便局を巡り、さいたま新都心、大阪西郵便局、札幌豊平郵便局事件がある。上司のパワハラが原因だという。同僚の絶望、突然失った家族の悲しみを繰り返してはならない。

主張 【1面】

今年こそ旺盛な運動を【2面】

第38回国民救援会奈良県本部大会（9月10日、奈良県文化会館）

日野町事件の阪原弘次さんが、無実の父への支援を訴えた。
また、大崎事件について鴨志田祐美弁護士が講演を行った。

佐藤真里会長は「冤罪によって、国家権力は無実に人を苦しめている」と運動の重要性を強調。憲法の根幹は何かを考える学習の大切さを訴えた。奈労連・竹末和美事務局長、日本共産党・宮本次郎副委員長が来賓挨拶。

JAL争議／空の安全を守るために　解雇自由な世の中にしない【3面】

JAL被雇用者労働組合副委員長・神瀬麻里子

写真提供・神瀬麻里子さん

165人の解雇が強行されて11年と7ヶ月が過ぎました。その間、奈良の皆様には熱くご支援いただき、本当にありがとうございます。
　2018年4月、赤坂社長が就任するにあたり、「できるだけ早く解決したい」と 発言してから4年4ヶ月が経ちましたが、JALは我々の要求である原職復帰と金銭解決に背を向けたままです。なぜ1586億円もの営業利益を上げながら、解雇をしなければならなかったのか。解雇強行以降、397人のパイロットと6205人の客室乗務員を採用しながら、 なぜ私たちを職場に戻さないのでしょうか。
　 今回JALが示した解決案は、２年間の業務委託契約＝雇用によらない働き方です。２年間契約を遂行すれば報酬は300万円になりますが、私たちの要求とは全く異なるものです。
　私たちJAL被雇用者労働組合（JHU・現在23人）は、この解決案には合意できない と考えています。私は、解雇以降長い間励まし合いながら歯をくいしばって一緒に闘ってきた仲間全員が一緒に解決を迎えられなかったことが、本当に残念です。まるで我々を分断させるようなやり方をとったJALのことがますます許せません。 なぜJALは統一要求を掲げて全員で闘ってきた要求2つ＝原職復帰と金銭解決に正面から答えないのでしょうか。
　JHUはこれからも2つの要求実現に向けて活動を続けていきます。7月26日に団体交渉、28日には東京都労働委員会での調査（JALと国交省に団体交渉 拒否の申し立てをしています）が行われました。8月11日に行われた羽田空港「123便事故を繰り返さない」スタンディング行動には130人が参加くださいました。
　解雇自由な世の中にしないため、空の安全を守るためにも、我々は2つの要求実現に向けてこれからも 頑張るつもりです。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。（8月記）

3年ぶりに開催　奈良のうたまつり22【4面】

9月18日〜19日、生駒市のせせらぎホールで「奈良のうたまつり22」が開催された。25の団体（約200人）が演奏を発表した。

コロナ禍で練習が少ない中でも様々な工夫がされ、多彩な音楽を交流できた。

子どもと教科書奈良ネット
映画『教育と愛国』
〜上映〜

●10月27日（木）3回上映
●やまと郡山城ホール