分断を跳ね返し、運動強化を【1面】

第96回奈良県メーデーに500人(5月1日・JR奈良駅前広場)

奈労連・竹末事務局長、ならコープ労組・武本副委員長による司会で始まり、奈良蟻の会合唱の開会太鼓と歌声に続き、松本俊一実行委員長(奈労連議長)の主催挨拶、日本共産党・太田敦前県議、自由法曹団・宮尾耕二奈良支部長からの来賓挨拶が行われた。

医労連・高橋委員長と奈教組・西村書記長、ならコープ労組執行委員会のみなさんが決意表明を行い、奈良自治労連・角和馬書記長がメーデー大会宣言を読み上げ、採択された。

医労連の若い仲間が参加。宣伝カーではマイクでシュプレーヒコールも行った。

主張 【1面】

全国一斉ストライキを実施し、よい医療へ【2面】

第96回奈良県メーデー万歳

訴えと決意表明する県医労連・高橋博副委員長。

国立病院機構は24年度賃金交渉において、国家公務員賃金に準じた基本給・賞与改定を一切行わず地域手当等を人勧に準じて改定すると回答し、24賃金交渉を打ち切った。

2月28日、全医労は全国一斉ストライキを実施し、機構が姿勢を正すことを強く求めたが、3月12日の交渉でも機構はゼロ回答の姿勢を崩さなかった。そのため翌日に初めてとなる第二波のストライキを行い、再検討を求めた。

「よい医療」を目指そうと奮闘する全医労の仲間から「辞めたい」の声が大きくなっている。このままでは更なる人材の流出も否めず、患者・国民の命が守れない状況になりかねない。人員不足解消のためにも国立病院機構は早急な賃金改善を行い、組合員や職員の切実な要求に応えるべきだ。

奈良県で安心して働ける職場づくりを【3面】

奈良労働局交渉〈5月26日〉

5月26日、奈良労働局において、4月に提出した2025年春闘要請書に基づく交渉が行われた。
まず県春闘共闘会議では、松本俊一奈労連議長が挨拶し、奈良県の労働者の労働条件改善に向けて行政として出来ることや組合運動として取り組むこと、相互に働きやすい奈良を目指していくことを目標に懇談を深めた。

「労働条件明示月間」啓発のためのリーフを自治体、経営団体、労働組合に配布。有給休暇消化状況(奈良県は62.8%)、高齢者の安全衛生問題、パワハラ対策、外国人労働者向けの労安リーフレットを13言語で作成していることなどが回答された。
また、各種審議会委員の任命は「総合的判断」によるものと回答された。

ベトナム大使館がセミナー開催【4面】

　　　　　

「ホーチミン主席の生涯と革命事業」セミナー(5月15日　岡山美作市)

駐日ベトナム大使のファム・クアン・ヒュー氏、大阪総領事のゴ・チン・ハ氏、福岡総領事のヴー・チ・マイ氏、在日ベトナム人会代表や日ベト友好協会の井ノ尾副理事長がスピーチし、美作市長が来賓あいさつを行った。