最新号 9月の奈労連新聞
声をあげ、改善させた 青年の未来を奪う違法な働かせ方【1面】
- A社（製造業）
- 11年間勤続の女性。契約書の書き換えを会社から求められ「疑問だ」と相談。職場・上司・QC活動すべて社員と同じ。身分は実は派遣社員だった。組合加入し矛盾を追及。厳しい交渉で直雇用を確認した。（女性30歳前半）
- B社（情報産業）
- 約1年間の勤務だが不幸にも交通事故にあい治療。その間、休職の届けをしていたが、完治し会社に復帰を届けると「退職した事になっている」と。組合に加入し交渉。休業期間の賃金と過去の残業代を支払わせた。（男性20歳台）
残業代を払わせた キーワードは「組合加入」
上記の2例は、資本金がA社80億円、B社4億円という名の知れた企業。労働者の状態こそが、今や日本の未来を奪う中心問題だ。上記は、勇気を持って奈労連とともに交渉に立ち上がった青年たちの成果であり、足跡でもある。そのキーワードは「組合加入」にある。不当雇用と闘うには裁判になることもあるが、筋を通した奈労連の労使交渉は困難と思われる事案も次々解決している。若者の怒りは、自ら働く企業（体質）だけでなく、日本の社会に今向けられようとしている。
「辞めたい」5割超 看護士アンケート1585名集計【1面】
詳しくは奈良県医労連のホームページで。
不安定な心につけ込みマルチ企業の格好の獲物に 青年派遣社員は訴える②【2面】
最近まで工場に勤めていた若者が不景気により人員削減、リストラにあい、現在は日雇いの仕事をしながら新しい仕事を探しているという。
しかし、実態は仕事を探しているというのは嘘で、マルチ商法に手を染めていた。
そして、この若者は「安全な健康食品を売っている」「大金を稼ぐ事ができる」だの夢見事のようなことばかり話していた。
そもそも簡単に儲かるなら何故、日雇いの仕事をしているのかと聞くと、「これを始めて9ヵ月になるが未だ利益を出すことができないからだ」という。
この若者のように先の見えない日雇い労働者がマルチ商法・ネズミ講へと手を染める人間が沢山いる。
そのような若者たちにマルチ企業は接近してこうささやく。
「こんなことしなくても簡単に大金が手に入るよ」「お金持ちになりたいでしょ」
納得できない保険料 後期高齢者医療制度【2面】
集団申し立て・不服審査請求 ［8月18日 年金者組合］
審査請求書を提出する人たち
（奈良県庁）
怒りのアピールする参加者
（奈良県庁前 8/18）
最低賃金667円の大幅引上げ必要も 派遣労働 時給900円でも生活できん【2面】
8月20日の最低賃金審議委員会での23歳男性・岩谷正人さん（仮名）の意見陳述では怒りの訴えが響いた。
現在家具付き賃貸マンションを借りて日雇い派遣スタッフとして働く岩谷さんは正社員になるべく就職活動中だ。派遣先の仕事が減るなど不安定な生活の中、交通費や職場で使う制服まで自腹で揃えさせられたという。
月の収入は約4〜5万円、仕事が無いときなどは2万円になることもある中で高熱費や食費など必要経費をやりくりしてもとても足りない。外出時にはブレーカーを落として外出するなど生活苦が続く。
現在の時給は900円前後。何年も仕事を続けても時給が上がらないこの状況で公に定められた最低賃金が667円に大きな疑問を感じるという。
奈良の仕事の待遇は悪く若者は奈良を離れていってしまう。休日には映画も見たいし新しい服も欲しい・・せめて時給1,000円への引き上げを・・これが奈良で働く青年の怒りの声なのだ。
奈労連新聞労組書記局引越し 【4面】
奈良新聞労働組合の書記局が、同社本社移転に伴い法華寺町に移転。8月から新しい書記局で業務スタート
【新書記局】
〒630-8686 奈良市法華寺町2番地4
TEL/FAX 0742-35-6181
9月9日は「憲法9条」(戦争放棄)の日
宣伝・署名 JR奈良駅前 午後5時〜
今、幼い子ども、市民の犠牲が広がっている
世界へ届け、平和への願い
連帯しよう、戦争反対、攻撃やめよ
各地で行動を・・・あなたの声が動かす
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