第88回奈良県メーデー(5月1日)　県庁前奈良公園広場に1000人

安倍内閣がねらう「1億総監視」社会
奈労連など実行委員会は5月1日、奈良県庁前奈良公園広場でメーデー集会を開催。
井ノ尾寛利実行委員長(奈労連議長)は主催挨拶で「安倍内閣の『働き方改革』は長時間労働を容認し、残業代もゼロに。さらに市民弾圧の共謀罪法、テロ対策口実、断固阻止しよう。力を合わせ命も仕事も平和、人権を守る社会への大きな流れをつくろう」と訴えた。

共同センター・奈労連が抗議行動

5月17日と19日、近鉄奈良駅前で「テロ防止を口実に市民運動を監視する悪法はいらない。自民・公明・維新は国民の声を聞け」と訴えた。
また奈労連は、委員会採決に抗議する要請書を送付した。

家族が訴えのメッセージ寄せる 第88回奈良県メーデー(5月1日・奈良公園会場)

雇用者には、労働時間管理や職場の健康管理などストレスのない環境への改善に努めて頂けることを願います。
夫をなくし10年が経ちますが、いまだに悲しみは消えません。夫は月３００から３５０時間の長時間労働を強いられていました。その上社長や上司から重圧を受け、精神疾患を患い、身体を壊しました。人生の最後が仕事に悲しみ、悩みながら終わること、それは人が一生を終えるにふさわしい死に方ではありません。何の為に生きるのか、全ての方が考えるべきだと感じます。自分自身だけのことではなく、同じ環境の下にいる方々がともに心身が健康であり、穏やかな日常を過ごせることができるような「人間らしい生活と社会」として根付いて欲しいです。いくつになっても生き甲斐が見つかるような、希望ある日本社会になることを切に願います。そのためにも本当の「８時間労働」の実現が何より重要です。

労働委員会あっせん案に労使が合意

奈良コープ労組は、奈良県労働委員会での「あっせん案」に労使合意した。
松本俊一委員長は「今後、誠実な交渉をするためにも大きな力になった」と評価し、「ならコープではこの間、役員体制が変わるなどの中、労組との合意もなく、一方的に就業規則の変更が行われてきた」と言う。
ならコープ労組は、執行部討議を深め、組合員に問題点を知らせ、奈良労働基準監督署に申告。また、労働委員会のあっせん制度を活用して正常化をすすめた。

ベトナム大阪総領事らと懇談(5月15日)

奈良県原水協・梅林事務局長、奈良県平和委員会・溝川代表、大阪原水協・小松事務局長、兵庫原水協・祝事務局長ら8名は5月15日、ベトナム大阪総領事館を訪問しチャンドウック・ビン総領事、グエン・バン副領事、トアン領事、リン領事と「平和の願い」をテーマに約1時間、懇談・交流を行った。
ビン総領事は「日本とベトナムの関係を一層発展させたい」と平和の大切さを話した。参加者は核兵器廃絶署名を渡し、「広島の原爆写真」を寄贈した。ベトナムは昨年の国連会議へむけ150万筆の核兵器廃絶署名を行い、日本原水協本部に署名が届けられている。

奈労連・一般労組マロン支部の全体会合

5月14日　大和郡山市教育会館にて
マロン(株)は奈良地裁での競売手続きに入った。労働債権は多額を残したまま。「債権を支払え」との申し入れを5月17日に改めて行った。

＜速報＞5月24日、労使交渉で奈良学園理事会は被雇用者5名に非常勤講師依頼。組合は「解雇に同意するものではない」と文書確認。