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最新号 2月の奈労連新聞

働けばまともにくらせる賃金を 2019春闘【1面】

時間給 1,000円/日給 8,000円/月額 176,000円以上に

昼休み春闘宣伝には国公共闘・全気象奈良分会、医労連・自治労連・ならコープ労組などが参加。(1月8日、近鉄奈良駅前)

奈良県春闘 共闘会議 
講演と旗開きのつどい 1月6日

新春旗開きで奮闘を訴える奈労連・松本俊一議長

1月6日、奈良県春闘共闘会議は「講演と旗開きのつどい」を開催。2019春闘を早い立ち上がりで成果を勝ち取ろうと40人が参加した。

県春闘共闘を代表して奈労連・松本俊一議長は「職場全体が参加できる春闘に。若者を含めた要求をどうつくるのか、ひとつひとつ丁寧に練り上げ、目に見える春闘にしていこう」とあいさつ。

アベ改憲させない 消費税10%にさせない 社会闘争と職場闘争を

第1部は、「私たちの国民春闘-産別と地域一帯の活動で-」と題して、全労働事務局次長の黒澤幸一さんが講演を行った。「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか、どうやって賃上げを勝ち取るのか」と問いかけ、奮闘している仲間の事例を紹介した。

そして、統一地方選挙、参議院選挙で社会を変えるたたかい、職場の交渉で勝ち取るたたかいを並行して取り組む必要性、組織拡大と共闘の強化にもふれ、「労働組合を強く大きくして未来を切り開こう」と締めくくった。

バンド演奏で松本議長 黒澤さんとコラボ

第2部の旗開きは、来賓に日本共産党の山村幸穂県会議員、国民救援会県本部の村上敦子事務局長、いのちと健康を守るセンターの近藤雄二副理事長を迎えた。

参加者全員が自己紹介と一言ずつ思いを発表し合い、最後に松本議長の仲間のバンドに黒澤さんも加わり、元気な演奏で会場が盛り上がり終了した。

春闘旗開きの参加者は黒澤さんの講演や演奏を真剣に聞いた(奈良県教育会館)

主張 【1面】

主張

医師 川島実さん(44歳)が出馬表明  「対話でつなぐ奈良の会」代表【2面】

奈良県知事選挙(4月7日投票)

PTA活動に関わり、学校の統廃合に矛盾を感じた川島さん、4人の子どもがいる。

松本議長(右)も3人の子どもの子育て中で、川島さんと思いは共通。

「行政は、当事者の声を聞くことが大切だと思う」と川島さんの熱い思いを聞く。

「教え子を再び戦場に送らない」「35人学級の実現」はまず第1にと語る奈教組・吉本委員長。

奈労連議長、奈教組委員長らと懇談

奈良県知事選挙が4月7日投票で行われることが決まった。現在、現職の荒井正吾氏と川島実予定候補の一騎打ちになると見られている。川島氏は東日本大震災で被災し、気仙沼市立本吉病院院長として赴任。在宅医療と地域医療を軸に復興を底辺から支援してきた。

また、東大寺学園出身で得度を受け僧籍を得ている。奈良市などで医療従事のかたわらPTAや自治会など地元ボランティア活動に参加している。

1月10日、県教育会館で奈労連・松本俊一議長、竹末事務局長、奈教組・吉本委員長、西村書記長らが川島実氏らと懇談。奈良県政を対話のある、市民本位の県政に変える必要があること。そのため、ひとり一人が行動して県政にかける願いを川島実氏に託せる大事さを確認し合った。

松本議長は「無党派層に食い込んで、これまでとは違う選挙になれば勝つことができる。多くの人は今までの県知事のやり方に納得していない」吉本委員長は「高校再編の進め方はあまりにも一方的で、決して親、生徒の理解が得られていない。教職員の非正規率は高く、全国ワースト2、教職員を増やすことや待遇を改善することなどは切実な願いだ」と話した。竹末事務局長は「応援を受けた団体にかたより、公平な労働行政が行われてこなかったことが一番問題だ」と指摘した。

川島氏は「対話がない県知事はもういらないの思いが強い。医療や教育、自然を生かすこと、開発問題含めて、現在の県知事の企画案には市民目線、市民との対話がない」と出馬を決意した強い思いを話した。

2月16日には、大和郡山城ホールで作家の夢枕獏氏と川島氏との講演、対話の会がある。17日には県春闘共闘会議として県教育会館で川島氏が参加して春闘に向けての要求、対話の集いを行う。

頑張る青年教職員 県教委と交渉  奈教組青年部【3面】

奈教組の青年部が県教育委員会と交渉を行った。青年部の割合は4割近い。学校現場の中心となり、日々の教育活動を進めている。

交渉には20人近くが参加。「人事異動の問題」「採用試験の問題」「講師の待遇改善の問題」等々、現場の実態が出された。

今年度人事院勧告で出された「定年延長問題への意見の申し出」の影響は若年層に。

「何歳まで働くのか」「生涯賃金がどうなるか」。賃金だけでなく、日々の労働条件、教育制度にむけた要求が多く出され、熱気ある交渉が展開された。

働く者のいのちと健康 1 【3面】

4月から「働き方改革関連法」が施行

労働時間管理等、企業・会社内の取り組みで健康で働き続けられる労働条件・環境整備を

長時間労働是正、公正な待遇の確保を目的に関連法が4月から順次施行される。昨年11月、過労死のない働き方シンポで、奈良労働基準部長がその意義を強調。

また、シンポを通して最後に働く者のいのちを守る奈良県センターの井ノ尾寛利副理事長(奈労連副議長)が強調した。

すべての社内で理念形成と総点検の具体化を

井ノ尾副理事長発言要旨

今回のシンポジウムの開催は、厚生労働省の主催として行われたものだが、全体テーマを「いのちの大切さ、健康であること、人格を尊重したあたりまえの働き方をめざして」とした。

奈良県内の全ての市に後援を依頼し、実現した。協力団体として多くの関係諸団体の賛同が得られた。シンポの平日開催は企業、事業場の経営者や担当者にも参加してもらえることを意識した。

また、過労死をされた遺族の方からの報告をフォーラムという形で、企業が今できることとしてとりまとめる試みをしたことにある。「今日のシンポが来年4月からの働き方法実施にむけて各事業者が取り組みはじめている労働時間管理等、企業・会社内の取り組みが健康で働き続けられる労働条件・環境整備をつくらなければならない」というように「社内の基本理念が形成される」ことを期待している。

関係者のみなさん方にあらためて感謝申し上げ閉会にあたってのご挨拶としたい。

年金裁判:第14回公判 傍聴席は満員に  1月23日大阪地裁【4面】

原告側から承認申請をした人の陳述書はすべて提出し、被告側の準備書面に対する反論を提出、2月22日には「進行協議」を行う。終了後、国労会館での報告会で弁護団は今後の裁判の展開について説明。裁判で確認されたことをふまえ、被告側に対して証人を出すよう要請した。公判日程は4月22日、5月8日、学者からの意見陳述は5月8日で確保されているとのこと。国側の証人には年金引き下げ当時の審議経過にどうかかわったか数名の人物を上げている。そして、全体で学習を進め運動を強めることを確認した。

その他記事一覧

  • やすらぎの道(1面)
  • 国の責任で防災体制強化と気象事業の基盤の強化を(1面)
  • しゅんちゃん議長日記 14(2面)
  • 辻忠の健康講座 111(2面)
  • 労働情報(2面)
  • 「早期に話し合いを」と組合が要求(3面)
  • ランチタイム(3面)
  • 交流のひろば(4面)
  • この人紹介(4面)
  • 一般労組の小玉さんが正社員に登用(4面)
  • 町から 村から 職場から(4面)
  • おたのしみプレゼントつきクイズ(4面)
  • 短信(4面)
  • 事務局だより(4面)
  • ダンディ今井の音楽あれこれ 78(4面)

お知らせ・行事予定

2月の行動予定

7日(火): 近ブロ
12日(火): 共同センター会議
13日(水)〜14(木): 全労連組織交流会
15日(金): 春闘共闘常幹・ディーセントワークデー
17日(日): 春闘ガンバロウ集会
18日(月)〜22日(金): 統一行動ゾーン
21日(木): 県内一斉早朝宣伝

裁判・労働委員会等

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