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最新号 1月の奈労連新聞

大幅賃上げ、全国一律最賃、均等待遇を勝ち取ろう【1面】

◆ 許すな 安倍9条改憲、社会保障の破壊

◆ 職場と地域の共同で、未来を切り拓こう

2020奈良県春闘共闘会議総会(12月10日、エルトピア奈良)

12月10日、エルトピア奈良で2020年奈良県春闘共闘会議総会を開催し、春闘方針を確認した。

松本俊一代表委員(奈労連議長)は開会にあたり、「2020春闘を迎える。職場や地域の周りの労働者の実態はどうなっているか、まず、要求を出すこと。家族や友達の働き方はどうか、組合に入っていない労働者にも声をかけ、耳を傾けてみよう。未組織の仲間を迎え入れ、組織を増やすことが力。そして、たたかいを有利な方向へ進めよう。」とあいさつ。

竹末和美事務局長が運動方針を提起。「非正規雇用者の増加に伴う雇用不安と低賃金。高齢者にとっては、年金支給額の引き下げなどで、いくつになっても働き続けなければならない状況におかれている。 医療費負担の増大、介護費用の増加など、自己責任の名目で労働者・国民の1人ひとりに暮らしの困難が襲いかかっている。厚労省は奈良県では5つの医療機関が統廃合すべきと。春闘期も共同行動する民主団体とともに、子どもを育てながら地元で安心して働き、住みやすい奈良県にすることを求めていくことが大事」と強調し、 全体で要求と具体的な行動日程を確認した。

主張 【1面】

主張

部局交渉を積み上げて要求前進 自治体キャラバン【2面】

奈労連・松村教男常任理事が第28回全県自治体キャラバンを報告

報告する松村教男さん(大和郡山市労協事務局長・市実行委員会)

全労連・近畿ブロック総会(12月12日、和歌山)

大和郡山市/11月8日

大和郡山市では、統一要求書を提出し、市当局から文書回答を得ている。

大和郡山の子育ての充実を求める会を中心に、新たに導入された医療費の自己負担窓口での立て替え払い解消問題、高校生までの医療費の無料化要求では早朝や退庁後に幼稚園・保育園の前などで宣伝署名行動をしたことなどがこれまでの行動。 今年のキャラバンは、教育委員会との交渉で学校のトイレ改修やクーラーの設置などの問題を取り上げ、「残している学校の設計は完了した。国の補助が確認できれば、3月の補正で対応していきたい」との回答。

労働組合中心の交渉が、今回は奈良演劇鑑賞会から郡山城ホールの施設利用について市当局が一方的な内規の変更を行ったことに怒りの声が出された。地域と学校を考える会や農民連からも初めて部交渉に参加。 特に市庁舎建設問題、自衛隊の名簿問題、免許返却の高齢者の交通手段の問題、介護保険制度、国保の県一元化問題、毎年起きる災害問題、住宅新築の不正貸付問題など問題が山積している中、キャラバンの果たす役割はとても重要だ。

葛城市、五條市、御所市、王寺町の交渉にも参加

葛城市/11月5日

阿古市長、議会議長が出席。市長は「奈良県の水道の広域化、県域水道の一本化問題」では「葛城市民にとって有利な方を選んでいきたい」と返答。

葛城市は住みよさのランキングで全国34位、近畿では3位、奈良県では1位となってること、高校生まで医療費の無料化を行っていると話した。

五條市/11月5日

毎回、各部局の責任者が参加、国保料の積立金が3億円ある中、使途についてはまだ決めていないことも明らかにした。

御所市/11月15日

災害対策では防災無線を来年度予算計上したい。特に小中学校統廃合問題では、市長が9月市議会で立ち止まって考えると答弁していることが明らかにされた。

王寺町/11月27日

2時間にわたって要求懇談、緊急要求の焦点は、@「自衛隊への隊員募集適齢者名簿」の提供をやめること。A王寺義務教育学校を白紙に戻すことだったが、町当局の姿勢は終始強弁的なものと感じた。

整理解雇の4要件が争点 奈良学園大学争議【3面】

県春闘共闘会議総会で報告する小野俊郎さん(12月10日)

2月18日の最終弁論で結審 〜奈良地裁〜

学校法人奈良学園(理事長・伊瀬敏史)は、法人主導の奈良学園大学(旧奈良産業大学)の学部再編に失敗し、約40人の大学教員に対し転退職を迫った。

雇用と待遇の維持を求め、組合が結成されたが、応じなかった組合員8人全員は解雇・雇止めされた。解雇の不当性を訴え、闘争中だ。

学長の団交欠席は「不当労働行為」 奈良県労働委員会

解決を求めて団体交渉を重ねてきたが、「学長が一度も出席しなかったことは不当労働行為である」ことは奈良県労働委員会によって認定されている。

今なお理事長は「教学にあたるかどうかは、学園側が判断する」として、組合側からの出席要求は無視したまま。

集中した証人尋問で理事長を追い込む

裁判では、法人による整理解雇の4要件が満たされていたかが厳しく問われることになる。奈良地裁で原告側5人と被告側1人の証人尋問が集中的に行われた。各原告の証言で、理事会確認とされているはずの手続きの矛盾が明らかとなった」と支援傍聴に参加し、確信を深めた。

2月18日(11時30分)の最終弁論期日をもって結審となる。判決期日は3月の見通しだ。

奈良地裁により公正な判決が期待される。多くの支援者の傍聴支援を呼びかけている。※傍聴希望者は竹末(事務局0742-26-7135)まで連絡を!

NHK裁判を支援する会が講演会 【4面】

(12月11日、県教育会館)

NHKの元プロデューサーは、「桜を見る会の問題にみられるように、安倍政権はNHKにも圧力をかけ、公正公平、真実報道という意味で公共放送の性格が失われてきている」と指摘した。

その他記事一覧

  • 脱原発へ(1面)
  • やすらぎの道(1面)
  • 2020春闘における賃金要求目標(2面)
  • しゅんちゃん議長日記 25(2面)
  • 辻忠の健康講座 122(2面)
  • 労働情報(2面)
  • 建交労奈良県本部が京終駅前で宣伝行動(3面)
  • ランチタイム(3面)
  • それはどこに? 33(3面)
  • 交流のひろば(4面)
  • なくそう長時間労働(4面)
  • 「賃金上げろ、老後は豊かに」と宣伝、署名行動(4面)
  • 町から 村から 職場から(4面)
  • おたのしみプレゼントつきクイズ(4面)
  • 短信(4面)
  • 事務局だより(4面)
  • ダンディ今井の音楽あれこれ 89(4面)

お知らせ・行事予定

1月の行動予定

7日(火)7:40〜8:20: 春闘共闘新春宣伝 近鉄奈良駅前
12日(日)13:00〜: 新春学習会 旗開き 奈良県教育会館
13日(祝)13:30〜: 3・8原発ゼロプレ企画学習講演会 県文化会館AB室
15日(水)17:15〜: ディーセントワークデー 筒井駅
15日(水)18:30〜: 春闘共闘常幹 奈良自治労連事務所
16日(木): 春闘闘争宣言
23日(木)〜24日(金): 全労連評議員会
29日(水): 春闘総決起集会(首都圏)

裁判・労働委員会等

<裁判・労働委員会に支援を>

15日(水)13:30〜: マロン裁判 証人尋問
2月5日(水)10:30〜: 猟友会裁判 証人尋問
2月18日(火)11:30〜: 奈良学園大学裁判

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