奈良県の労働相談は奈労連へ 困ったときにはすぐお電話を!

最新号 7月の奈労連新聞

被曝75年 ペナントを被爆地・広島へ【1面】

被爆者とともに 核兵器のない世界へ
2020年原水爆禁止国民平和大行進が奈良入り

三重県から奈良県へ引き継ぎ式(6月18日、山添村役場)

三重県からの平和行進を山添村役場前で松本俊一実行委員長が引き継いだ。

菊池さんから担当を引き継ぐ、奈良民医連・中嶋さん(事務局)や奈良コープ労組・橘書記長、国民救援会・喜田さんらが参加。核兵器廃絶条約制定にむけて今年も動き出した。

主張 【1面】

主張

コロナ禍に負けず 働き続けられる労働条件改善を【1面】

職場たずねある記 生協の需要が高まる下 奮闘する労組員

コロナの最初の感染者が奈良県で確認されてから不要不急の外出制限が強化され、買い物を宅配で求める人たちが急増した。奈良コープへの加入の申し込みや利用の再開が増え配達員の過重な労働を招いた。

昼休みをきちんと取ろう

有馬大輔さんは執行委員3年目。「最近は個配が6~7割となり配達員の件数と商品が増え、コロナで1.5倍の仕事量とになった」「こんな中、昼休みをきちんと取ろう。休みをきちんと取れる職場にしよう」と組合は強調する。マスクをするとさらに暑さの負担がかかる。熱中症の防止の為、扇風機つきジャンパーの着用も試験的に行われている。一時、商品に欠品が重なり、苦情の多いときもあったが、感染者を出さない努力とくらしを支えるコープの活動に感謝の声が寄せられている。

過重な労働に慰労金

ならコープでは「ありがとう賞」という慰労金が5月に支給された。

休業補償10割で合意【1面】

7月以降に未払い分も遡及 奈良新聞労組

一時帰休について団体交渉があり、会社側がこれまで6割としていた休業補償を、組合の要求通り10割にすることに決まった。国会を通過した第2次補正予算に伴うもの。これまで同労組は組合ニュースでも、雇用調整助成金の引き上げ方針が固いことから10割を要求していた。合意を受けて申請に必要な協定書を交わすことになった。

奈労連・一般労組 事業所閉鎖は雇用満了なのか【2面】

店長からパート・アルバイトまで、次々と組合加入

コロナ禍の労働相談

『店舗閉鎖に伴う雇用契約満了のお知らせ』で「6月25日をもって退職してもらう」と伝えられたと3人の女性が奈労連・労働相談センターを訪ねてきた。「雇用契約の満了」という説明は、契約が満了したわけではないこと、会社は営業を続けていること、他店では求人案内が出されていることなど、問題は山積みだ。「店長も従業員の立場で法律の相談もしている、組合にも加入すると言っている」との話だった。数日後、店長も男性従業員とともに奈労連を訪ねてきた。その後、アルバイト・パートにもよびかけを行い、加入者は総勢16人となった。解決に向けての意欲は非常に高い。誠実で感じのいい人ばかりだ、と井ノ尾委員長は話す。会社の専務の申し入れには、委員長とともに女性3人が参加した。専務は「6月10日の賃金支払い日は、勤務したものとして支払う」と約束して、全員に全額支払われることになった。

団体交渉はこれから、会社に任せておけない

6月22日に、専務は「他店への異動条件も含め、希望があるかなども考え、社長や労務士と検討して返事する」と述べた。組合では、「今後、退職の勧めに応じる組合員もあり得る。その時の条件として、未取得分に年次有給休暇の取得処理の扱いについても労使合意によることを前提として解決を」「他店への異動に応じる組合員がいた場合にも、その異動のための条件、賃金などについても労使での文書確認を前提とする」「退職勧奨・退職合意金も具体的に示す。その場合でも、解雇の撤回を前提とする」「未払い賃金の未精算がある組合員には、遡及して支払うこと」などを団体交渉で求めていく。

要求してこそ実現

「今回の閉店は、コロナ自粛問題が収束した時、再開はないのか」なども質問し、早急に合意解決することを求めている。

奈良地裁の判決に従わない鈴木福男社長【4面】

マロン(株)の賃金・退職金未払い裁判は大阪高裁へ

裁判闘争の打ち合わせをする児玉・畠中両弁護士ら。(大和郡山市内)

2015年から5年、未払い退職金などの支払いを裁判で命じられた。1人1,000万円を超える債権の組合員もいる。 しかし、鈴木社長は地裁判決に応じず、大阪高裁へと控訴した。取引業者、債権者による不動産の差し押さえ、税金滞納での差し押さえの中、組合は労働債権優先の交渉を重ねつつ、奈良地裁に訴えてきた。 鈴木社長は、会社が依頼した弁護士も次々と変え、会社弁護士との契約金も払おうとしていない、とはある会社側弁護士の話。同社の会社幹部も次々と解任してきたこの5年間。未だ社内預金も返金されていない。あきらめず、粘り強く闘ってきた組合員の闘いは大阪高裁へと移る。


早期解決へ、さらに支援の輪を【4面】

奈良学園大学の判決は7月21日に延期

全労連本部で支援を訴える原告の小野さん、奈労連・竹末事務局長ら。

「裁判官も多忙のようだが、コロナ禍のもと、労働者にとって不当解雇は許せない、雇用ほど大事なことは無い、より慎重に判決を、となってきたのではないか」と奈労連は、判決への分析を進めている。判決日の報告を聞き、早期解決に向け、激励を。


熱中症の救急処置(現場での応急処置)奈良労働局【4面】


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お知らせ・行事予定

7月の日程

1日(水): 調整会議
2日(木): 奈良県の地域医療を守る会設立総会
3日(金): 老朽原発を動かすな行動実行委
10日(金): 共同センター会議
13日((月)): 春闘共闘常幹(拡大)
16日(木): 近ブロ
26日(日): 年金者組合定期総会
27日(月): ならコープ労組定期大会
29日(水)〜30日(木): 全労連大会

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